大型分譲地販売の場合は1期販売、2期販売と販売タイミングを分けて行うことが主流です。その場合、当然ながら1期より2期の方が集客は少なく、2期より3期の方が集客は少なくなります。また、一方で営業力は1期より2期の方が(営業経験により)高くなり、2期より3期の方が高くなります。
本来であれば集客力と営業力のピークが一緒であれば多くの受注に繋がるのですが、上図のように集客力と営業力のピークがずれてしまいます。このような「ズレ」を防ぐために下図のように「①集客の絶対数を上げる」ことと「②早期(販売前)に営業力の強化を行う」ことが重要になります。
年間売り上げ:116億円
年間棟数:400棟
社員数:101名
エリア:青森県
資本金:1億円
今回T社では約50の大型区画分譲地を販売することになり、どのように完売させるかを模索していました。というのもT社は元々小区画の分譲地販売がビジネスモデルの主流であり、大型区画分譲地を販売するノウハウがなかったのです。
その上で早期販売に向けた”集客力”と”営業力”の最大化することに解決策を見出しました。
T社は「①集客の絶対数を上げる」ことと「②早期に営業力の強化を行う」を同時に実施いたしました。
まず「①集客の絶対数を上げる」ために行ったことが「集団心理における集客力強化」です。併せて「②早期に営業力の強化を行う」ために行ったことが「営業体制の早期(販売前)標準化」です。
T社は「①集客の絶対数を上げる」ことと「②早期に営業力の強化を行う」ことで50区画近くある大型分譲地を即日で完売するという快挙を成し遂げました。
セミナープログラム
第1章
成長率120%企業から学ぶ分譲業界の動き
〜分譲大手3社から学ぶ分譲事業の成長戦略〜
年間120%の成長を維持している
分譲企業の取り組みを踏まえて、分譲事業のあるべき戦略とは……
急成長を遂げている分譲企業会社は一体どのような取り組みをしているのか。
不動産向け加盟開発、下請けの買収など様々な取り組みから、
どのようにすれば分譲業界を勝ち抜けるのかについてご紹介いたします。
第2章
なぜT社は契約率80%を実現したのか?
〜集団心理を活用した圧倒的販売力の秘訣〜
集団心理を活用した販売テクニックで顧客をファン化させよ
T社が契約率80%を実現した秘訣はまさに集団心理の活用でした。
本章ではT社がどのように集団心理を高める営業設計を行ったかを見て参ります。
第3章
即日完売を実現するためのBWステップ集客とは?
〜即日完売から逆算した販売ストーリーの構築〜
全ては企画から!完売までの緻密なシナリオで来場を増加させよ
T社では企画から完売までを緻密な設計でステップを構築しています。
緻密な設計力を構築することで圧倒的な来場数を実現しました。
奥村 友裕
Tomohiro Okumura
1976 年大阪生まれ
株式会社クラフトアール 代表取締役
・全能連認定マスター・マネジメント・
コンサルタント
・商業施設士
・宅地建物取引士
住宅業界特化の大手コンサルティング会社にて分譲コンサルティング責任者として部長職を長期に渡り務める。早期完売に向けた独自の分譲販売手法を筆頭に”勝てる分譲販売の仕組み”を構築できる稀有な存在。また、近年はエリアNO.1の戸建て分譲会社で戦略から営業まで実務経験を積みより具体的なテーマを扱うコンサルタントとして業界の評価は高い。
コンサルティング持論を実務へ融合させたより精度の高い支援を展開している。